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2012/11/08 道志村研修~間伐体験~



本日も弊社ホームページにアクセス頂きまして、誠に有難うございます!

11月7日オバマ大統領の再選が決定しました。
アメリカ大統領の決定の瞬間、演説の様子を日本でも各社TV局が放送していましたね。
アメリカの大統領選挙への盛り上がりには毎回驚きますが、今回も深夜の勝利宣言にも関わらず熱狂する様子は日本には見られない状況です。
日本でも近い内総選挙があるとの事ですが、変化を求めるには投票する側もどういうビジョンを持っている人に日本を任せたいか受け身にならずに考えることが必要なのかなと今回の大統領選を見て感じました。

さて今回は10月30日社内研修として行った道志村視察についてご報告します。

マイクロバスに乗り込み、朝7時会社前を出発。
東名御殿場インターを降りてから、途中山中湖を通り、紅葉し始めた山道を通り、9時半道志村道の駅へ無事到着。

道の駅にて小休憩後、早速道志の森へ入りました。
今回の視察のメインともいえる間伐体験です!!
当社顧問であり、NPOとして道志にて間伐活動を行っているN顧問にレクチャーを受け、間伐を行いました。

倒す為のロープを木へ巻き付けます。
倒れる方向を考え、その方向にある木にロープの反対側をくくりつけます。


次に切り口を入れます。
力を入れればいいというわけでもなく、平行にのこぎりを入れ、引く一瞬に力を入れる。
見ていると簡単ですがなかなか上手くいきません。

切り口を入れたら、社員協力してロープを引っ張ります。
倒す方向を考え入れた切り口でしたが、わずかなズレでも倒れる方向が変わってしまいます。
そして少し倒れ始めても、他の木をひっかかってしまったり・・・。

切り倒した木は枝を切り落とし、運び出されるサイズにカットします。
今回は切り口部分と2センチ幅にカットしたものを社員一同持ち帰りました。

間伐したのは、わずか1本でしたが、次の日体が痛くなるほどの労力でした。
今までも間伐の重要性や大変さを見聞きし、このHPでも取り上げてきましたが今回初めて経験したことで、改めて木1本を森から出す難しさやそれを支援する活動や補助制度の重要性を考えさせられました。


今回使用した道具たち

体を動かした後は、昼食タイム!
用意してもらったお弁当はとても美味しかったです。

昼食後は、まず的様と水源林視察です。
バスを降りて500mほど山道を歩いて的様へ。

空は少し曇り気味でしたが、空気が澄んでいて坂道を歩くのも気持ちが良かったです。

10分ほど歩き、的様へ到着。
的様とは、道志川の支流・室久保川の上流にある弓の的のようにみえる珍しい花崗岩です。

昔、源頼朝がこの周辺で武道訓練をした言い伝えもあり、村では神聖化されてきました。
以前はこの的様も含めて3つの的が見られましたが、埋没してしまったそうです。

そしてこの室久保川もつながる道志川が横浜の水道へとつながっています。

水源の元を見た後は、木材の元・木の駅へ移動しました。

ここでは道志の森の間伐材が集められています。
この間伐材の一部を現在建築中の共同住宅でも活用する予定です。

集められた木材は、それぞれ間伐された時期、場所、間伐者のプレートが付けられています。

次は実際に間伐材が使用されている場所。
道志の湯のボイラーへ。

今回は実際にまき材にしているところも見せて頂きました。


まき割りは機械で行うものの、機械へ1本1本手作業で運ぶ大変な作業です。
まきボイラーは、重油ボイラーだと燃料費年間1700万円ほどかかっていたものが、
年間800万円程度へ抑えられ、環境負荷の少ないバイオマスの効率的な利活用を図る取り組み一環として導入されました。

ボイラー視察の後は、道志村役場へ訪問させていただきました。
当日は残念ながら村長へお会いすることはできませんでしたが、職員の方へ役場内を案内して頂きました。

道志村の歴代村長の肖像画です。歴史を感じます。
写真に見えるものも肖像画と聞き驚きました。


続いて議会場と控室へ。
調度品の数々が雰囲気をより重厚感あるものにしますね。
道志村役場の皆様、お忙しい中ご対応いただきありがとうございました。

さて町役場への訪問後は、道志4社協力会の一員でもある、池谷木工所の見学へ。

実際に製材される様子を見せて頂きました。

1本、1本池谷社長お一人で作業を進めていきます。

道志村では以前は複数件製材所がありましたが、現在はこの池谷木工所のみとなってしまいました。
こうした技術を持った人がいる間に、材の活用を進めていく必要性を改めて感じます。

こちらの材が今度建築される共同住宅のウッドデッキへ使われます。

池谷木工所でお茶を頂き、今後についてお話頂いた後は道の駅へ移動。
お土産購入タイムです。

野菜やお漬物、お菓子など様々なものが揃っています。
私は今回どうし煎餅を購入してみましたが、家族にあっという間に食べられてしまい食べられませんでした。
とても美味しかったとの事なので、機会があれば是非購入してみて下さい。

日も傾き、吐く息が白くなり始めた夕方、いよいよ最後の訪問場所・道志の湯へ。
こちらは男湯・女湯それぞれに内風呂・露天風呂があり、露天風呂は檜風呂・陶器風呂が楽しめます。
食事や休憩所も充実していて、お土産品も揃っているので、道志村でキャンプや体験農園を楽しんだ後立ち寄ってみるのはいかがでしょう。

道志の湯を出発する頃には、すっかり辺りは真っ暗に。

バスへ乗り込み、横浜へと帰る車中にて10月度納会を行いました。
それぞれ一日の感想を発表し、これまで道志への取り組みは人それぞれでしたが間伐体験や製材の様子を実際で見ることで、これまで以上に参画への気持ちを社員一同持つきっかけになった一日となりました。

受け身ではなく、自発的に今後も道志間伐材活用の活動へ取り組んでいきたいと考えております。

『 森林の大切さ! 水の大切さ! 森を元気に! 』を合言葉に

私たち、インテリジェンス・ネットワーク社員一人ひとりが、少しでも皆様にお伝えできれば幸いで御座います。

インテリジェンス アシスト社員より

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