私たちINTグループはお客様へより快適な生活・居住空間の提供を考え続けて参りましたが、近年はその集大成として「地球環境にやさしい三世代が交わることができる居住空間」というコンセプトを掲げ、このコンセプトを最先端の技術と組み合わせビジネスモデルとして具体化することを目指してきました。
なぜ「地球環境にやさしい三世代が交わることができる居住空間」なのか…我々は以前から人々の居住空間に関わる者としてある事実を感じてきました。60年代にはじまった高度成長の波は戦後・バブル期を経て、従来私たちが文化としてもってきた居住空間の極端な効率化を引き起こし、世代が交わり文化を受け継いでいく場としての「家」を我々から確実に奪ってしまったことです。
また近年、京都議定書より打ち出された地球温暖化防止への取り組みは、今日の社会活動のテーマであると考えます。私たちは十数年間に関わり出会ってきた多くの方々から住宅に関する最先端の技術を学び、そしてその成果をここに新しいビジネスモデルとして提案させていただく運びになりました。
我々が描くビジネスモデルは、木造建築を大切にした、ぬくもりのある街並みと都市計画の構想や、森林保全と水資源の環境整備、またコミュニティー内でIT技術を駆使し、コミュニティーの情報を各家庭で共有することなどがございます。
家庭内PLCネットワークとインターネットによって、例えばその地域の人が本当に必要としている地域に根ざした情報を各家庭に配信したり、また各家庭からの情報はリアルタイムに中央管理センターに集められ、なにか異常があれば関係当局に連絡がいくのみならず、遠隔操作で対応も可能です。
また地域セントラル供給を実現し、燃料に木質バイオマス燃料を利用する事で今まで産業廃棄物となっていた、木材の端材やおが屑を使用する事が可能となりこれは、再生可能な資源の為、地球の環境保全を考えたコミュニティーとなります。そしてなによりコミュニティー内をひとつの町とし、小さな子供から介護の必要な方まで、三世代が交わることで先代の知恵や日本の文化を次世代へと伝えて行く、そんな空間を新たに創出することがこのコミュニティーの目的です。老人が孫やひ孫の世代と気軽にかつ安全に交流するあの原風景を、もう一度コミュニティーの中心におきたいと我々は願っているのです。
この提案型NEWビジネスモデルを私たちが提供させて頂く事で、入居者様、オーナー様に関わる家族はもちろんのこと、このコミュニティーを運営する様々な業者へもよい影響を与え、その影響は次世代につながるサイクルを産みだし、いつかは社会全体に大きな価値と未来をもたらすものであると私たちは信じています。