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さて、10月1日に野田政権第3次改造内閣が発足されましたね。
今回の改造には10人が新たに入閣する大幅改造となりました。
どのニュースでも、目玉人事として10年ぶりに入閣をした田中真紀子氏が取り上げられています。野田総理の会見では「文部科学行政に通じている事に加えて、持ち前の発信力を政策面で発揮して頂くことを期待している」と述べられていました。この結果が、民主党にとって「プラス」の要因となるのか、それとも波乱を呼ぶのか気になる所ではあります。
政治的に良いか悪いかは抜きにして、私個人としては田中氏のように言いたい事、思った事を実行・行動に移すような働きかけはそうそう多くの人ができるものではないと思います。人には自制心が働きかけ、こういった行動を抑制してしまうのも大事ではありますが、この低迷する経済を脱却すべく、即実行・即行動にて逆風をも味方につけるような勢いのあるやり方も、時には必要なのではないかと思います。
また、10月1日より地球温暖化対策として石油などに課税する環境税が導入される事をご存じでしょうか?今後、段階的に引き上げられ、平均的な世帯の負担増は、年間約1,200円になると見込まれているそうです。環境税は、地球温暖化の原因となる二酸化炭素の排出を抑えるため、石油や天然ガス、石炭を輸入した業者などに課税されるそうなのですが、平成16年4月までに3段階で引き上げられる予定で、今回の値上げでガソリンは1リットル当たり1円25銭の増税となっているとの事です。
今後は石油などを燃料にしている電力会社やガス会社も料金に反映される方針で、最終的には、平均的な家庭で年間約1,200円の負担増になる見込みです。
いや~、お財布には痛い所ですが、限りある資源を使うという代償と考えると致し方ない所でもありますよね…。
さて、話は本題へと参りますが、9月25日に水源・道志協力会サポーター懇親会を行いましたので、今回はそのご報告とさせて頂きたいと思います。
「そもそも水源道志協力会とは何か?」とお思いの方へ、
目的や経緯についてお話したいと思います。
≪水源・道志間伐材活用協力会の目的≫
- 1.CO2吸収メカニズム向上させるべき森林整備を軸とし、地方自治体支援活動を都道府県の枠に捕らわれず、広域地域社会貢献活動を行う。
- 2.横浜近代水道事業、125年の歴史と文化がある、水源地の災害対策例として、 国内外へ情報発信・情報提供を行う提案事業を行う。
- 3.各地方自治体へ「公共建物木材利用促進法」H22/10/4施行による公共建物へ木材循環利用推進の環境づくり活動を行う。
- 4.限界集落の自治体がある中、環境・農林業分野での次世代へ≪担い手≫になるべき環境づくりの支援活動を行う。
- 5.川下である都市にて森林資源循環利用とヒートアイランド現象の緩和活動を行う。
では、「なぜ上記のような活動が必要なのか?」
私達(横浜市民)は当たり前のように蛇口をひねり、水を使います。
その蛇口から出る水の一部は山梨県の道志村のある道志川より水を頂戴しています。そもそも、山林の木々の根より水が伝わり川となる訳ですが、その山林が崩落の危機にさらされていることをご存知でしょうか?
山では必要な栄養素でもある日光を取り入れる為、間伐を行っていますが、木を下ろす為の機械や人手、山道がないなどの理由より、山の斜面に切り捨て間伐が放置されている状態なのです。
この状態では、大雨によりいつ山が崩落してもおかしくありません。
と、森林整備専門家である「グリーンマスター」からも指摘を受けている様です。
そこで、立ち上がったのが我々
「水源・道志間伐材活用協力会」です。
7月5日に調印式を行いましたが、
- ①材の提供を行う「道志ランバーネットワーク」、
- ②材の加工を行う「越井木材工業(株)」、
- ③材の活用を行う「(株)インテリジェンス・ネットワーク」、
- ④助言と材の不足時、提供を行う「小国ウッディ協同組合」の4社を軸に構成をしています。
そして、横浜市温暖化本部信時理事と道志村太田村長が会見に同席して戴き記者からの質問に対し、「民間レベルの取り組みとして行政からの立場でも民間レベルの取り組みとしては、継続して行く事業として期待をしている。」 とのコメントを信時理事及び太田村長より頂戴致しました。
そんなコメントを戴いた私たちは、まずは道志村の材を民間の人々へ、
“見てもらう、触れてもらう、利用してもらう!!”
をモットーに、民民レベルでの材の活用を行い、5ケ年計画として「横浜モデル」を目指して参ります。
また、10ヶ年計画としましては横浜市庁舎新築基本計画着手に合わせて「国際横浜モデル」として、このモデルを世界へ発信していく事を目指します。
国連にて制定されている「気候変動枠組条約」、日本にて制定されている「公共建物木材利用法」などの法律に法り、森林管理技術・木材加工技術・木質建築部材技術などの技術指導、過疎化や少子高齢化などの問題解決型地域作りのモデルなど、国際都市横浜・港町横浜だからこそ実現可能なステータスステージだと考えております。
乞うご期待あれ…!!
「横浜モデル」実現への第1歩として、8月28日に自民党横浜市連 政調会長の横山正人市議会議員へ陳情に参りました。内容としては、道志村にある横浜市有林の間伐材活用について記載しました。
(写真:左から横山政調会長、越井木材工業(株)越井社長、小国ウッディ協同組合 河津理事長、道志ランバーネットワーク池谷代表、(株)インテリジェンス・ネットワーク菅沼社長)
その甲斐あって、9月11日の横浜市議会「本会議 一般質問」にて、道志村についての質疑と応答を設けてもらう事ができました。
実際の質疑応答の一部をご紹介させて頂きます。
- Q:横浜市では水源林整備や林道整備をどのように取り組み、未来に継承していくのですか?
- A:28年度を初年度とする実計画を元に、林道を含めた水源林整備方法について検討し、安全でおいしい水の源である水源林を着実に未来に引き継いでいきます
- Q:間伐材活用の村との協力をしながら拡大の必要があると思いますが、市長の考えはいかがでしょうか?
- A:間伐材活用については資源の有効活用を目指すと共に、村の活性化にも協力したいと考えています。
- Q:持続的な活性化に繋がる交流について、今後どう関係を持ち続けていくのかお伺いします。
- A:市民や企業がボランティア活動に参加するなど、道志村を自然体験学習の場として今後も交流を拡充していきます。
- Q:道志村へ出向くようなPRについてはどうお考えですか?
- A:村の観光協会とも連携をし、道志村の地域経済活性化を目指して活発に交流を行っていきます。横浜市民プラスふるさと村として、友好交流を一層深めていきます。
私も初めて市議会場に入りましたが、この日は傍聴席も満席で、議員席も野次が飛ぶなど賑やかな感じを受けました。時間の関係上、一部の一般質問だけを傍聴したのですが、大変勉強になりました。
前置きが長くなりましたが、9月25日に行いました水源・道志協力会サポーター懇親会では、上記のような経緯や目的をスクリーン上で説明し、改めて協力会サポーター一致団結にて協力をお願いしました。
今回行った懇親会は11月14日に行います、三ツ沢西町共同住宅現場見学会&記者発表の会場にて行いました。 ご来場頂きました方々へ、2日前の声掛けにも関わらず、お集まりを頂きまして誠にありがとうございます。また、今回ご参加が難しかった皆様も、次回は本番となります11月14日の三ツ沢現場見学会&記者会見にてご参加頂ければ幸いに思います。何卒宜しくお願い致します。
『 森林の大切さ! 水の大切さ! 森を元気に! 』を合言葉に
私たち、
インテリジェンス・ネットワーク社員一人ひとりが、少しでも皆様にお伝えできれば幸いで御座います。
インテリジェンス アシスト社員より