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先日、9月15日に東京駅丸の内駅舎でライトアップが試験的に行われました。
駅舎の改修工事に伴い、2008年より休止されておりましたが、来月1日から再開予定との事でございます。
省エネに配慮したLED電球を使用し、およそ1200台のスポットライトで駅舎全体を照らしていく予定だそうです。LED電球に変更する事で、改修以前と比べると56パーセントの節電になるようでございます。
試験とはいえ非常にきれいで、ほのかな明かりが残る時間帯に駅舎が照らされている様子に足を止める人も多かったとの事でございます。
『和やかな景色』がコンセプトの様で、JR京都駅ビルの照明を手掛けたデザイナーがこちらも手掛けたようです。
《試験ライトアップの様子》
そもそも、もしかすると現在の形ではなく24階建ての高層ビルになっていたかもしれない、という事実があったことを皆様はご存知でしょうか。
「古びた赤レンガ駅舎は取り壊してしまい、高層ビルに改築しよう。」
首都の顔である東京駅を巡り、そんな構想が浮上したのは第2次大戦後、間もなくだったそうです。
《1935年6月》
《終戦直後》
壮麗なドームは空襲で焼け、木造の骨で仮屋根を造り、駅としての役目を何とか果たしていたころの話との事でございます。
新幹線の開業もにらみ、1950年代の後半には24階建ての建物の完成予想図も公開されていました。実現すれば、日本の超高層ビル1号は霞が関ビルではなく、東京駅になっていたかもしれません。
その後、石油危機などを経て、文化や歴史、景観という物差しが重みを増していき、改築から保存復元へ、てんびんは傾き、現在の東京駅丸の内駅舎が存在しているという事でございます。
2年後に100歳を迎える通称赤レンガ駅舎。
戦争や自然災害など幾多の危機を乗り越えての復活劇、大規模改修が今月終了致します。
開業した1914年は日露戦争の勝利から9年後の事でございます。欧米に並んだぞ、との国威を示す狙いも巨大駅にはあったかもしれません。
戦後の超高層ビル案からは、戦後復興を世界に見せつける心意気を、私は感じました。
今回新たに誕生する新生赤レンガ駅舎はどんな時代の象徴として記憶されるのか、非常に楽しみです。ぜひ一度、10月1日の再開を機に、足を運んでみてはいかがでしょうか。
さて、前置きが長くなりましたが、ここで最近の賃貸市場の動向をお話させて頂きたいと思います。
6,7,8月の閑散期を経て、我々不動産業界での第二の繁忙期である9月、10月に突入してまいりました。
ここでお客様にしっかりと物件をご紹介し、ご入居頂ける様、日々業務に取り組んでおります。
閑散期での大きな流れとして、非常に印象的なのが物件設備の投資をされたお部屋が増えている事が挙げられると思います。
お客様が物件を探していくうえで、必須条件に、
・エアコン
・IHコンロ
・システムキッチン
・シャワー付き洗面台
・モニター付きインターホン
など、設備を重視される傾向が非常に強くなっております。
特にエアコンに関しては、10年以上前の機種がついているお部屋は交換されている場合が非常に多いと感じております。
以前の機種ですと電気代もかかりますし、せっかくお部屋をきれいにリフォームしても古さを感じてしまう、古い印象を与えてしまう事が多いようです。
クリオシリーズやライオンズマンションなどの分譲マンションに多くみられる電気コンロも同様でございます。
そもそも、これは何だろう?使えるの?という疑問を持たれるお客様も少なくありません。
IHに変えることで、見学された際の印象も良くなり、入居者様の生活も快適になり長い入居期間を見込めるかと思います。
現在も、賃料相場の値下がりが昨年3月より続いております。
前回の賃貸動向の記事にも書かせて頂きましたが、少し先を見据えた賃料設定をされている物件が増えており、トータルの相場も落ち気味でございます。
設備を整える事で、物件、お部屋の価値を上げると共に、設備投資ですので無駄にはならない一手でございます。
大幅な賃料の値下げではなく、小幅な値下げと共に、設備投資をご検討頂き、入居者様・オーナー様双方のメリットを生み出していく事をおススメ致します。
弊社営業課・管理課でも上記設備のリフォームを承っております。
そのお部屋に合った設備を、ご提案をさせて頂きますので、お気軽にお問い合わせ頂ければと思います。
インテリジェンス・ネットワーク一同、
オーナー様、入居者様ともにより快適な生活を
お送りいただける様、日々精進し、業務に取り組んで参ります。
インテリジェンス 営業社員