2011/12/08 お客様相談:戸建雨だれ跡修繕の相談事例
この物件の場所は、空気が澄んでいれば富士山が一望出き、「関東の富士見百景」に選定されている松ノ内公園が徒歩1分の所にあります。遠くには海も垣間見れ、自然豊かな魅力的な土地であります。ただ、海が近いがゆえに、このような難点に発展する可能性もあるという事です。
本日も当社ホームページにアクセス頂き、誠にありがとうございます。
師走となりますと、何かと慌ただしい年の瀬でございます。
また、クリスマスを控えて、街も活気付いて参りました。
さて、今回のお客様相談事例は、昨年2010年に当社にて施工管理を行った横浜市磯子区栗木にございます戸建の雨だれ跡についての相談についてご紹介致します。
今から2年前の秋、当社にて宅地分譲区画販売を建築条件付きにて行いました。
その時にご縁のあったお客様で、設計から施工・管理・建築に至るまで、当社にてお世話させて頂きました。デザイン設計は、建築業界隈では有名なI先生の設計事務所で手がけたもので、シンプルな意匠と木の温もりあふれる、モダンな生活空間を取り入れたデザインとなっていました。設計の時点でも、当社担当とお客様と設計事務所担当との打合せを幾度となく行っておりました。年数が経つにつれて色濃くなる雨だれ跡については、設計打合せの時から気になる所だとお客様のご要望の1つとしてありました。
2010年春、戸建竣工となりお客様への引渡しも無事完了しました。
ところが、1年後、お客様の気にされていた雨だれ跡がひどいという事で問合せがありました。
《雨だれ原因として考えられるポイント》
① 建物の向かいに砂利状の駐車場があること
② 駐車場の反対側は空き地となっており、風の通り道となっていること
③ 立地が高台で、2kmの範囲に東京湾があり、海風が強いこと
この部分を見て頂ければ分かる通り、雨だれ跡が斜めに流れていることが分かります。
海風が主なので、風の吹く方向も決まっていて、跡が斜めに残ったのだと思います。
この物件の場所は、空気が澄んでいれば富士山が一望出き、「関東の富士見百景」に選定されている松ノ内公園が徒歩1分の所にあります。遠くには海も垣間見れ、自然豊かな魅力的な土地であります。ただ、海が近いがゆえに、このような難点に発展する可能性もあるという事です。
また、自然環境以外にも、建物設計についても一部問題の生じた原因ともなっています。
《建物による原因ポイント》
① デザイナーズ設計で、窓の上に軒がないこと
② 通常の出窓より、更に出ている出窓設計であること
シンプルさを重視したデザイナーズ設計であるが故、この様な雨だれ跡も残るという事です。但し、この雨だれについては施工管理会社である当社と建築会社の協力により現在改善中で、出窓上部にコーキングにより山を作り、窓の真ん中より直接地面へ滴るよう修繕を行っています。また、黒い雨だれ跡については壁にペンキを施し、目立たないようにはなっております。
この作戦が功を奏すか、12月中にもう一度工事の続き作業が行われます。
マンションにしても、戸建にしても、建物の外壁塗装は10年に1度行わなければ建物劣化の進みが早まるといいます。
壁にヒビなどあったら大変です!年末の大掃除シーズンでもあるこの時期に、部屋の中だけを掃除するのではなく、一度客観的に建物外壁も確認してみてはいかがでしょうか?
万が一、気なるキズやヒビなどございましたら、お気軽にお問合せを下さいませ。
我々、インテリジェンス・ネットワークは
お客様のご相談に全力で取り組む事、さまざまな問題を
お客様と共に問題解決に当たる所存であります。
インテリジェンス・ネットワーク 女子社員より