本日も弊社HPをご覧いただきまして、有難うございます。
いよいよ2013年を迎えようとする年の瀬、振り返りますといろいろなことがありましたね。
年始には、あれやこれやと考え期待を膨らませ、年末には振り返る・・・
往く年来る年・・・うつろいを感じます今日この頃でございます。
来年はどんな1年になりますでしょうか。
皆様は来年の目標や計画はいかがでしょうか。
自身としましては、『木材の知識や見聞を広めること』
『全国の水源地とその土地ならではの樹種や特徴を知ること』を目標にしたいと思います。
そして!前厄にあたる2013年は川崎大師へ厄除けに参りたいと思います!
2013年も引き続き、インテリジェンスネットワークをご愛顧賜りますよう、
何卒宜しくお願い申し上げます。
さて本日は、師走吉日に行いました上棟式について、御報告致します。
あいにくの雨模様、気温も寒い中でしたが・・・身震いしながらも・・・
御施主様を始め関係者の皆様の御協力を賜り、無事滞りなく終了致しました。
1.祭具他諸々を御祓いします。(写真)
2.大神様を御迎え致します。
3.後祭儀の始を報告致します。
4.献饌、供物を奉ります。
5.祝詞奏す、報告祈願祝詞を奏します。
6.切麻
7.玉串を奉り拝礼
新酒拝戴、 御施主様のご挨拶です。
ご祭儀の後、 直会(なおらい)を行いました。
お施主様と工事監督のご挨拶
上棟を祝して乾杯をいたします。
直会は、普段一同に会する機会の少ない施主様と大工、工事業者交流の機会でもあります。
昨今上棟式、直会をする事が少なくなってきているそうですが、古式ゆかしきの日本の文化はやはり大切にしたいものですね。
上棟式終了後、御幣は棟木(一番高い部分)へ設置いただきました。
~御幣の由来について~
は鎌倉時代。長井飛騨守高次という名大工の棟梁がいたそうで、この高次は千本釈迦堂の本堂を建立の総棟梁に選ばれましたが、本堂完成を祝う「上棟式」を目前に、本堂の親柱の四本の内の一本を誤って短く切り落としてしまいました。
落ち込む高次に妻おかめは、「柱を短く揃え桝組(ますぐみ)を入れて高さを合わせてみたら」と進言。そのアドバイスのおかげか、本堂は無事完成したそうです。
高次は、妻が亡くなった後「おかめ」の面を御幣つけて飾り冥福と大堂の無事完成を祈りました。
この話は大工さん達に受け継がれ、京都を中心に関西地方では棟上げに際して「おかめ御幣」を飾り祀ることが生まれたそうです。今では家内安全や招福の意味も込められて大黒柱に飾られています。
となりのトトロでも、屋根裏に上がった際に、「おかめ御幣」が映るシーンがあります!
建物が完成してからでは、なかなかお目にかかれない「おかめ御幣」は建物が竣工後も、小屋裏で末永く見守ってくださいます。
さてここで、水源地木材活用の材、越井木材木製サッシの御紹介をいたします。
(写真)山梨県相模川流域 道志村材間柱
間柱・・・450間隔、30×90 もしくは45×90の材です。
(写真)
山梨県相模川流域 唐松集成材 梁・小屋束・桁
(写真)上部はロフト空間の予定です。
(写真)越井木材サッシ KIMADO
(写真)片引きサッシです。
取付後
年明け以降には、外壁サイディング施工、その上に道志村杉を越井木材でサーモ処理を行いました「木製壁」の設置、また無垢フローリング材の施工も行う予定でございます。こちらも引き続きご紹介させて頂きます。
山梨県産相模川流域の材を全体の95%使用しています今回の建物は木の香りがとっても漂う現場でございます。
森を元気にする!水源地の材の活用を!CO2吸収!
身近に木の香りを!触れてもらう!
我々インテリジェンスネットワークは、今年も材の活用に
さらなる努力をもって取り組んでいく所存でございます!
建築メンテナンス担当
12月7日記者会見・懇親会にて