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2021/08/10 KF邸 木志録 外観編



今回、建築事業スタートと共に、解体~建築完成までのご報告と
して『木建築つぶやき』掲載を開始致します!
何卒、宜しくお願い致します。

先代の家主様より30年以上に渡りお付き合いをさせて頂いてい
るお施主様(KF家様)へ、母屋立替等建築提案をさせて頂きま
した。
 
  • 1.今回、お施主様より建築をお任せ頂ける条件として
    •   ①賃貸経営事業を行う事で収支利回り(キャッシュflow)が
    •    良いこと。
    •   ②お施主様の十分な居住スペースが最上階にて確保できるこ
    •    と。
    •   ③江戸時代から横浜の地で暮らし200数十年に渡りKF家
    •    の暮らしを見つめて来たであろう、「家紋入り仏壇」「床
    •    の間」「神棚」を建て替えたお施主様の居住スペースに移
    •    築する事。
 
この条件を鑑みて、現地へ調査を繰り返すと、この建築該当地周
辺は横浜開港の以前(中世)より横浜の水源地であった事も分か
りました。
 
また、100坪の敷地に建っているALC造3階建てのマンショ
ンと200年以上前に建てられたと云われるKF家の母屋の日本
家屋を解体する事で関係者一同、心を痛めていました。
 
そこで、我々が出した提案が「ハイブリット木骨マンション5階
建て」(地下・1階駐車場RC造)の賃貸事業用木骨マンション
の建築でした。この計画には、200年以上前に建てられたと云
われるKF家の母屋の日本家屋の「大黒400角・中黒300角
・小黒200角柱」と「大梁尺5寸3本」「欄間」を再生活用す
る事も提案させて頂きました。
 
そして、お施主様よりご承諾を頂き、地下1階地上4階建ての木
骨マンション16世帯集合住宅の「ハイブリット木骨マンション
5層」の建築するプロジェクトがスタート致しました。
 
弊社の提案をご承諾頂き、インテリジェンス・ネットワークがプ
ロジェクトを手掛けさせて頂くことは大変名誉であり、また、歴
史ある建築物を扱い最新木造工法を取り入れた建築には、緊張と
重みを感じながら、お施主様に対して、深く感謝申し上げます。
 
今後は、築200年を耐えてきた各古材も含め、現代の木骨マン
ション建築技術と品質及び古材の歴史を感じられる風格を現代建
築に生かし、お施主様の賃貸事業の成功と木造5層のプロジェク
トに参加する協力業者と共に最新木骨マンションを作品として完
成させる事を全社員・関係者一同、肝に銘じ、無災害・無事故を
目指し施工させていただきます。
 
それでは、横浜市三ッ沢の地で200年以上前に建てられたと云
われるKF家の母屋をご紹介いたします。

1・正面玄関付近より撮影
  横浜市三ッ沢西町の地に300年以上KF一家根付いた暮ら
  して来た。この建物は200年以上前に建築されて母屋を改
  築・増築繰り返しながら現在まで暮らして来た日本家屋です。


 
2・東側より撮影
  建物全体の大屋根と玄関屋根は、日本建築最高工法と云われ
  る入母屋造りに現代では珍しい3型向での入母屋造りに家紋
  入り瓦が引き立っていますね。この横浜三ッ沢の地に300
  年以上に渡り先祖代々の暮らしぶりを想像すると歴史を感じ
  重厚感が漂う風格のある家屋ですね。日本瓦葺屋根。第2次
  世界大戦前頃までは、かやぶき屋根だったそうです。


3・北西より撮影
  昭和30年代前半までは、煙突付近は釜土と風呂場、トタン
  屋根付近は、家畜屋で全て土間造りだったようです。現在で
  も面影が残っていますね。

 
4・北側より撮影
  現在では木々が多い茂っていて、木の幹が確認出来ませんが
  「欅」ケヤキの木です。特に横浜周辺のケヤキは、青欅が周
  流です。幹末径は、4尺(1200㎜)位は有りますので、
  樹齢150年以上は有るかと思われます。長年、木の上枝は
  詰められて来たことより、高さは7メートル程ですが、山々
  に育つ欅であれば20メートルの高さになっていてもおかし
  くありませんね。歴史と威風さえ感じられる堂々とした「青
  欅」です。
 


インテリジェンス・ネットワークは、
~先人の教えと・・・
現代の価値観や人との絆と・・・
環境へ配慮した最先端木造建築物の融合と・・・
次世代へ繫ぐ地球・地域の環境循環型ビジネスの成立を目指して参ります。~


 

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