2014/07/17 7月反目研修
台風八号の通過後、益々蒸し暑くなってまいりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
近頃は、通勤時にお手持ちの扇子で涼を取られる方を見かけるようになりました。
本格的な暑さになるのはこれからですが、軽装の方やこのような小物を活用されている方を見ると、季節の変わり目であることを実感いたします。
日本のように、一年を通して四季のある国は珍しいとされていますが、仕事や家庭でも、行事・食べ物・服装など、季節や環境の変化を感じながら毎日を過ごしたいものです。
さて、先ほどの述べた「扇子」ですが、もともとは平安時代頃、文章の記述や保存のために、薄い木の板の方端を綴じて使用したもの(檜扇)だったと言われているそうです。いわゆるメモ帳ですね。
やがて檜扇に絵が描かれ、装飾品として使われるようになり、後に木や竹の骨組みに紙を貼った、現在の扇子の原型が出来上がったとされています。
現在では、風を送る用途以外にも、落語での道具の見立てなどの表現にも使用されています。また、末広で縁起がよいとされる扇子ですが、丸い扇子もめでたいものとされ、祭りや上棟式のような神聖な儀式でも使用されています。弊社が建築の際に関わらせていただいた上棟式でも使用しております(余談ですが、弊社では、現在「水源シリーズ~K様邸 木造住宅新築工事~働くママの家~」の建築を手掛けております。ご興味のある方は是非ご覧くださいませ)。
ただ一つの道具である扇子ですが、年を経るごとに様々な意味や使い方をされるようになっていったことに、人間の成長と似通っている部分がないでしょうか?
弊社でも、人としての成長する機会として、毎月行っている研修があります。
私たちはこれを「反目研修」と呼んでいます。
~「反目研修」について~
弊社では、月に一度、自身の一ヶ月の勤務状況を振り返り(反省)、前月立てた目標を達成できたか、問題点がなかったかを発表し、それに対して客観的な意見を伺う機会を設けています。
反省時に次月の目標を新たに設定するのですが、発表前に上司と業務内容の改善方法などのアドバイスを受けることもしています。
自分一人だと改善方法を見つけることが難しいこともありますが、これにより業務に対する視野が広がり、ひとりひとりが成長していくことができるのです。
▲反目研修の様子
~弊社代表取締役の理念~
今回の研修は、弊社代表取締役自ら進行を務め、同時に仕事に対する理念についての話もありました。
メロスは王の人質となった友人を助けるために、全身ぼろぼろになりながらも最後まであきらめずに走り続けます。現実では、小説のようにその姿勢を見習って行動に移すことは難しいものです。
この話を聞き、「時間がないから…」「若いうちはまだ無理がきくけれど…」と言い訳を先に考えるのではく、粘り強く仕事に取り組む姿勢を身に着けたいと感じました。
仕事の実例を踏まえながらの話でしたが、成長するにはどういった経験が必要かということも併せて聴くことができたため、大変有意義な時間を過ごすことができました。
私にとって、七月度反目研修は、二回目の参加でした。
前回は上司たちの話を聴くだけでしたが、実際に発表内容を作成しながら一か月の業務内容を振り返ることで、自分の良かった点、悪かった点を見つめ直すことができたことは大きな収穫だったと思います。
また、今回学んだことをその場限りのことにするのではなく、毎日の業務に活かしていきたいと感じました。
最後に、各社員の反目レポートを抜粋させていただきます。
・なんとなく反響数が増えた、なんとなく売上が増えたでは意味がない。きちんと分析して成功敗因を把握する。プラスの活動が必要。
・自分の評価は第三者からの評価で決まることを意識する。
・結果主義ではダメ。経過も大切であり、心の中も大切である。どれか一つでも欠けては意味がない。
・市場と物件をうまくつないでいく仕事が、不動産仲介業である。
最後までご高覧いただき、誠にありがとうございました。
【参考文献・ウェブサイト】
・高橋貴編(2011)『扇の文化』株式会社あるむ
・「日本文化いろは事典」http://iroha-japan.net/iroha/B03_life/11_sensu.html
・日本国語大辞典 第二版 編集委員会 小学館国語辞典編集部編(2001)『日本国語大辞典 第二版 第十一巻』 株式会社小学館 (「ひーおうぎ」の項)
・下中弘編(1992)『日本史大辞典第一巻(全七巻)』 株式会社平凡社(「扇」の項)
・梅谷忠洋(2003)『日本人らしく“凛”と生きる「武士道」の智恵』ゴマブックス株式会社
台風八号の通過後、益々蒸し暑くなってまいりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
近頃は、通勤時にお手持ちの扇子で涼を取られる方を見かけるようになりました。
本格的な暑さになるのはこれからですが、軽装の方やこのような小物を活用されている方を見ると、季節の変わり目であることを実感いたします。
日本のように、一年を通して四季のある国は珍しいとされていますが、仕事や家庭でも、行事・食べ物・服装など、季節や環境の変化を感じながら毎日を過ごしたいものです。
さて、先ほどの述べた「扇子」ですが、もともとは平安時代頃、文章の記述や保存のために、薄い木の板の方端を綴じて使用したもの(檜扇)だったと言われているそうです。いわゆるメモ帳ですね。
やがて檜扇に絵が描かれ、装飾品として使われるようになり、後に木や竹の骨組みに紙を貼った、現在の扇子の原型が出来上がったとされています。
現在では、風を送る用途以外にも、落語での道具の見立てなどの表現にも使用されています。また、末広で縁起がよいとされる扇子ですが、丸い扇子もめでたいものとされ、祭りや上棟式のような神聖な儀式でも使用されています。弊社が建築の際に関わらせていただいた上棟式でも使用しております(余談ですが、弊社では、現在「水源シリーズ~K様邸 木造住宅新築工事~働くママの家~」の建築を手掛けております。ご興味のある方は是非ご覧くださいませ)。
ただ一つの道具である扇子ですが、年を経るごとに様々な意味や使い方をされるようになっていったことに、人間の成長と似通っている部分がないでしょうか?
弊社でも、人としての成長する機会として、毎月行っている研修があります。
私たちはこれを「反目研修」と呼んでいます。
~「反目研修」について~
弊社では、月に一度、自身の一ヶ月の勤務状況を振り返り(反省)、前月立てた目標を達成できたか、問題点がなかったかを発表し、それに対して客観的な意見を伺う機会を設けています。
反省時に次月の目標を新たに設定するのですが、発表前に上司と業務内容の改善方法などのアドバイスを受けることもしています。
自分一人だと改善方法を見つけることが難しいこともありますが、これにより業務に対する視野が広がり、ひとりひとりが成長していくことができるのです。
▲反目研修の様子
~弊社代表取締役の理念~
今回の研修は、弊社代表取締役自ら進行を務め、同時に仕事に対する理念についての話もありました。
- 太宰治著「走れメロス」の諦めずに走るメロスの姿より
・もうだめだ、もう苦しいと思ってもあきらめず、もう一歩踏み込んで仕事に取り組む姿勢を忘れないこと。
・仕事が間に合わないことを時間のせいにせず、効率よく取り組む力を身に着けること。
・クオリティをあげて仕事に取り組むこと。
・仕事が間に合わないことを時間のせいにせず、効率よく取り組む力を身に着けること。
・クオリティをあげて仕事に取り組むこと。
メロスは王の人質となった友人を助けるために、全身ぼろぼろになりながらも最後まであきらめずに走り続けます。現実では、小説のようにその姿勢を見習って行動に移すことは難しいものです。
この話を聞き、「時間がないから…」「若いうちはまだ無理がきくけれど…」と言い訳を先に考えるのではく、粘り強く仕事に取り組む姿勢を身に着けたいと感じました。
- 梅谷忠洋著『武士道の智恵』より学ぶこと
・つねに「見られている」という意識を持つ(物事に取り組むにはまず形から)
例:清掃をする=気持ちのいい環境を整える=仕事の効率化
・「サイコ・サイバネティクス(目標志向型自動機制)」:恥をかくことで悔しさを覚え、成長していく力をもつ(恥をかいたことで逆恨みをしては、成長に繋がらない)
例:失敗することでそれをバネに成長していく
・リーダーの三原則「欲求のパワー」「決断のパワー」「巻き込みのパワー」を持つ
「私は~したい」と願う気持ちが大切
恐怖を克服し、決断する勇気をもつ
自分が真剣に取り組むことで、その姿を見る周囲を惹きつけて巻き込む
例:清掃をする=気持ちのいい環境を整える=仕事の効率化
・「サイコ・サイバネティクス(目標志向型自動機制)」:恥をかくことで悔しさを覚え、成長していく力をもつ(恥をかいたことで逆恨みをしては、成長に繋がらない)
例:失敗することでそれをバネに成長していく
・リーダーの三原則「欲求のパワー」「決断のパワー」「巻き込みのパワー」を持つ
「私は~したい」と願う気持ちが大切
恐怖を克服し、決断する勇気をもつ
自分が真剣に取り組むことで、その姿を見る周囲を惹きつけて巻き込む
仕事の実例を踏まえながらの話でしたが、成長するにはどういった経験が必要かということも併せて聴くことができたため、大変有意義な時間を過ごすことができました。
私にとって、七月度反目研修は、二回目の参加でした。
前回は上司たちの話を聴くだけでしたが、実際に発表内容を作成しながら一か月の業務内容を振り返ることで、自分の良かった点、悪かった点を見つめ直すことができたことは大きな収穫だったと思います。
また、今回学んだことをその場限りのことにするのではなく、毎日の業務に活かしていきたいと感じました。
最後に、各社員の反目レポートを抜粋させていただきます。
・なんとなく反響数が増えた、なんとなく売上が増えたでは意味がない。きちんと分析して成功敗因を把握する。プラスの活動が必要。
・自分の評価は第三者からの評価で決まることを意識する。
・結果主義ではダメ。経過も大切であり、心の中も大切である。どれか一つでも欠けては意味がない。
・市場と物件をうまくつないでいく仕事が、不動産仲介業である。
最後までご高覧いただき、誠にありがとうございました。
【参考文献・ウェブサイト】
・高橋貴編(2011)『扇の文化』株式会社あるむ
・「日本文化いろは事典」http://iroha-japan.net/iroha/B03_life/11_sensu.html
・日本国語大辞典 第二版 編集委員会 小学館国語辞典編集部編(2001)『日本国語大辞典 第二版 第十一巻』 株式会社小学館 (「ひーおうぎ」の項)
・下中弘編(1992)『日本史大辞典第一巻(全七巻)』 株式会社平凡社(「扇」の項)
・梅谷忠洋(2003)『日本人らしく“凛”と生きる「武士道」の智恵』ゴマブックス株式会社
新人アシスト社員より